私の部署は、電池製造装置の設計業務を行っています。今担当しているのは、3D-CADを使った、モーターやセンサーといった機器間の配線経路の設計です。この仕事は、機器の仕様や設備の機構を理解しながら経路を作る必要があります。
この設計をしっかりしておくことで、装置ごとの機差がなくなる、配線長が適切になる、配線工数が大幅に削減できるなどのメリットがあります。難しい仕事ですが、作業効率アップやコストダウンにもつながる大切な業務として、誇りを持って仕事をしています。
装置がどのような駆動をするのか、工程に影響がないようにするには、どこでどのような固定をすれば良いかなどを想像する必要がある仕事です。またお客様の求める装置によっては、新規設計になる部分が多く、難しいことはたくさんあります。 しかし、組み上げた装置が問題なく動き出した時には、自分の行った配線経路に問題が無かったことが分かり、達成感を感じます。最近では、図面を見ただけで配線方法をイメージできるようになり、自分でも成長を実感しています。
コマツNTCの会社説明会に参加した時に、先輩社員の方々が「自分はこういう仕事をしています」と、誇りを持って語っていらっしゃいました。それを聞いて感動し、「自分もこうなりたい」と強く思いました。 また学生時代は機械工学を学んでいたので、事業内容にも興味があり、中でもワイヤソー(※1)や電池製造装置の話を聞いて、ワクワクしたのを覚えています。「私も機械を作る仕事に携わりたい」と思い、コマツNTCへの入社を決めました。
※1 シリコンウエハと呼ばれる、半導体の元となる材料をワイヤーでスライスする産業機械。
リチウムイオン電池事業は、コマツNTCの主要事業の一つです。自動車の電動化という急激な世界の変化に対応するため、次世代事業として2010年くらいから取り組んできました。 リチウムイオン電池のセル(※2 )を作るには、たくさんの工程が必要ですが、コマツNTCではその中の多くの工程に取り組んでいます。主にセル内の部品を作る装置、セルを複数組みあわせてモジュール(※3 写真)を組み立てる装置を作っています。
日々進化を続ける分野なので、忙しく大変な部分もありますが、新しい知識と経験をすることができ、毎日がとても充実しています。
※2 リチウムイオン電池を構成する最小単位。 ※3 写真 複数のセルを組みあわせた集合体。
コマツNTCでは、自社説明会やインターンシップなど、先輩社員に接する機会がたくさんあります。そのような機会には、気になることは遠慮しないで何でも聞いてください。皆さんの質問を楽しみに待っています。 そして興味を持ったら、ぜひ一度コマツNTCにいらしてください。工場見学やインターンシップでは、機械や実際の作業風景を見ることができます。先輩と同じ空間で仕事を体験することで、自分に合った仕事かどうか、じっくり考えられると思います。
S.A.
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